◆未来シンポジウム ミレニアム(千年紀)3000◆

 今、私たちは新しい「ミレニアム」(千年紀)の扉を開こうとしています。

 人類にとって、科学技術、国際政治、国際経済などの面で大きな変革をもたらした20世紀が終り、やがて新しい世紀を迎えようとしています。厳密には、21世紀は2001年からですが、1999年から2000年に変わると、それは2999年まで続く新しい「ミレニアム」の始まりでもあります。

 宇宙開発、コンピューター、バイオ技術など、科学技術の発達によって、20世紀はこれまでの5000年の人類文明史が経験しなかったほどの大転換期でした。変化の大きさは、歴史の流れそのものを変えるほどの衝撃を持つと同時に、地球環境の汚染、資源・エネルギーの枯渇、人口爆発など未解決の問題を持ち越しています。新たな価値の指標が必要とされる現在、21世紀のビジョンを描くのも大事ですが、これから先、人類文明を1000年持続させるためにはどうしたら良いのかを考えるのにこれほどふさわしい時は無いと思います。

 1000年を一時代として考え、望ましい人類文明のありかた、問題点を検討しておけば、そこから可能になることも見え、現時点における政治的しがらみや、技術の限界からも解放された普遍的なビジョンが描けるのではないでしょうか。本シンポジウムは、現在から未来へ思考を移し、地球的な視点から人類の新たな可能性を考察します。この試みが、人類が互いに、またあらゆるものとの調和をめざす望ましい未来を迎えるための意義ある第一歩となることを期待しております。

  ・ 日時  1995年10月11日(水)

  ・ 場所  経団連ホール

  ・ 主催  日本経済新聞社、日本未来学会

◇プログラム◇

  13:00~13:15  開催挨拶

  13:15~14:00  講演 Ⅰ 「文明の行方 - 振り返れば、未来」

                  木村 尚三郎 (東京大学名誉教授)

  14:00~14:15  休憩

  14:15~16:45  パネル討論

            (パネリスト)

             石井 威望 (慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科教授)

             栄久庵 憲司 (GKデザイン機構会長)

             軽部 征夫 (東京大学先端科学技術研究センター教授)

             牧野  昇  (三菱総合研究所相談役)

            (コーディネーター)

             鳥井 弘之 (日本経済新聞社 論説委員)

  16:45~17:30  講演 Ⅱ 「文明の組替えは可能か」

             小松 左京 (作家)


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